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2008年2月29日 (金)

古川家

先日、解体現場に行きました。

今は分別が義務付けられていますので、丁寧に解体されているので幾分心がホッとします。

昭和19年に南町に火災が有った折、古川家も罹災しましたがその時の梁が出てきました。

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罹災後の修復時は厳しい時代で、芯がしっかりしていたものは使い回ししたようです。

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二階大広間の手すりの跡です。丸と四角の形状に刻みを入れて丁寧に造られていたのがわかります。

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大広間と小宴会室を繋ぐ廊下部の庇ですが、それを支える腕木は斜めに取り付けられその下には小枝でまた支えています。

小枝を使ったり、細垂木をあわせるようにして突き出し意匠を凝らす辺りは『粋』さを感じさせます。

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建具が無くなっても風格を失わないのは流石です。「文責 ma」

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