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2008年2月

2008年2月29日 (金)

古川家

先日、解体現場に行きました。

今は分別が義務付けられていますので、丁寧に解体されているので幾分心がホッとします。

昭和19年に南町に火災が有った折、古川家も罹災しましたがその時の梁が出てきました。

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罹災後の修復時は厳しい時代で、芯がしっかりしていたものは使い回ししたようです。

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二階大広間の手すりの跡です。丸と四角の形状に刻みを入れて丁寧に造られていたのがわかります。

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大広間と小宴会室を繋ぐ廊下部の庇ですが、それを支える腕木は斜めに取り付けられその下には小枝でまた支えています。

小枝を使ったり、細垂木をあわせるようにして突き出し意匠を凝らす辺りは『粋』さを感じさせます。

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建具が無くなっても風格を失わないのは流石です。「文責 ma」

2008年2月26日 (火)

こちらも斜め

魚町のお宅を拝見する機会を得ました。

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廊下の太い丸桁が力強さを感じさせます。

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「おかみ」は吹き抜けになっていて十分な採光が得られるよう工夫されていました。

吹き抜けのため、前二階、後二階と部屋を分け、階段も二箇所設置されています。

前二階は、床と床脇が有り、客用の部屋で、後二階は家族用になっています。

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前二階、書院の組子模様の精緻な事!

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油煙抜きの模様も綺麗で、流石昭和初期の建物の技!と魅入ってしまいました。

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ここもやはり、しっかり斜め仕上げ!この町の特徴がしっかり生きていました。「文責 ma」

2008年2月20日 (水)

古川家土蔵

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古川家さんの中庭には「和洋折衷」の不思議な形をした土蔵があります。(まだ、解体していませんから)

本来、入り口の雨よけのために設置する庇を止め、洋風の入り口に作り変えたのでは?と思います。

昭和19年に南町に火災が有り、古川家も罹災し翌年改修が行われ現在に至っていますが、土蔵もその時にでも直したのか?今となっては詳細が分りません。

この土蔵も間も無く解体されます。「文責 ma」

2008年2月18日 (月)

古川家内部

解体する前に以前撮り残した箇所の撮影をしたいと行きましたが、残念ながら既に解体は始まっており、殆ど撮影が出来ない状況でした。

以前の調査の折に、画素数の低いデジカメで、しかもぴんボケだった小宴会室をほんの少しだけ撮影が出来ました。

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8畳ほどの小宴会室ですが、天井が素晴らしかったのです。格天井の1マス毎に天井板の模様を変えて造られていました。

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床の間-落とし掛けは、亀甲竹。壁の若草色も華やかさを演出しています。

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隅の壁は松ビシ模様にカットされ、外部建具の組子模様が美しく浮き出していました。しっかり撮影できた時がこれを見る最後と言うのも悲しいものです。「文責 ma」

2008年2月11日 (月)

解体

明日から、古川家さんが解体されるそうです。

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消えるというのは・・・辛い事です。 「文責 ma」

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